こんにちは。クボタです。
いきなりですが「トレッタ」という猫トイレをご存知ですか?
AIが猫の健康管理をしてくれることで話題となっている猫トイレです。
今回、そのトレッタのモニターとレビューを頼まれましたので、実際に試用した感想をレポートします。
これが使ってみたらすごい性能だったので、ぜひ読者の皆様にお伝えしたいと思いました。
トイレ選びの参考にしていただければ幸いです。
なぜトレッタを買ったのか?
実は「トレッタ」に関しては以前から注目はしていたのです。前澤友作さんが出資したことで有名になりましたよね。そのときに一度購入は検討していました。
しかし、うちの猫2匹には正直、サイズが小さすぎるかなぁと思って買うのを見送ったのです。うちの猫は5kgと10kgの巨漢2匹なので、普段もヨーロッパ製の大型トイレを使っています。普通のサイズのトイレでは小さいのです。
ところが、今年の6月ごろにこのトイレを発売している株式会社トレッタキャッツさんからオファーがありまして。「トイレ本体、シートと砂、3ヶ月分の利用権を提供するので、ぜひモニターとしてレビュー記事を書いて頂きたい」と。
それで「どうせ無料で使えるなら試してみるか」と試用してみた次第です。
そもそもトレッタってなに?
「トレッタ」は、猫の健康管理に役立つカメラ付きの猫用トイレ&アプリです。
猫がトレッタに入るとカメラが自動で起動し、体重や排泄状況などの健康データを自動で取得して、動画データをスマホアプリに転送してくれるというサービスですね。転送されたデータはトレッタのクラウドサービスが自動で解析し、健康状態を見える化してくれます。
ただの「トイレ」ではなく、トイレを使った猫の健康管理サービスと言えるでしょう。
スマホとWi-Fi、コンセントがあればどこでも誰でも利用できるので、愛猫の健康チェックをしたい人にピッタリのサービスです。
トレッタはどんなトイレ?
トレッタにはさまざまな機能がありますが、その特徴は主に以下の3点に集約されます。
トイレ中の猫の様子を自動で撮影
トレッタは、猫がトイレを使っている最中の様子を自動的に撮影する機能を備えています。猫がトイレに入ると、センサーが反応してカメラが作動し、その行動を記録します。
これにより、猫の排泄の様子を直接観察することなく、飼い主は猫の健康状態を把握することができます。また、撮影された映像はアプリに送信され、いつでも確認することが可能です。これは、猫がトイレを使うタイミングを見逃すことなく、また猫にストレスを与えることなく、その健康状態をチェックできる大きなメリットとなります。
尿量、体重、トイレ回数を毎日自動で記録
トレッタは、猫の尿量、体重、トイレ回数を毎日自動で記録します。これらのデータは、猫の健康状態を把握し、早期に異常を検知するのに非常に役立ちます。例えば、尿量が急に増えた場合、それは糖尿病や腎臓病の可能性を示すかもしれません。
また、体重が急に減少した場合、それは食欲不振や消化器系の問題を示す可能性があります。トイレ回数が増えた場合は、尿路感染症や膀胱炎の可能性があります。これらのデータは、アプリ上でいつでも確認することができ、獣医師とのコンサルテーション時にも有用です。
AIが猫の健康を自動チェック
トレッタの最大の特徴は、AIが猫の健康を自動でチェックする機能です。尿量、体重、トイレ回数などの情報を基に、AIが猫の健康状態を分析します。異常が見つかった場合、アプリを通じて飼い主に警告を出します。これにより、病気の早期発見や予防が可能になります。
また、AIは猫の日常的な行動パターンを学習し、その変化を検知することも可能です。例えば、トイレの使用頻度が急に増えたり、体重が急に減ったりすると、何か問題がある可能性を示唆します。このように、トレッタは猫の健康管理を助けるための強力なツールとなります。
使用の模様
実際に使用してみましたので、その様子をお伝えします。
まず、トイレの設置ですが、これは非常に簡単でした。トレッタのトイレはこのような構造になっております。
これをいつものトイレの場所に設置して様子を見ました。
試用してくれたのはうちの飼い猫のわさちゃん(アメショー6歳♂)とフレイちゃん(ノルウェージャン5歳♂)です。
トレッタはうちの猫たちにとっては違和感なかったようで、設置したその日にはもう使い始めました。
サイズが小さいかな…と心配していたのですが、実際には2匹はそんなに気にしてないみたいでした。やはり実際に使ってみないと猫の好みはわからないところがありますね。
これらの写真は全てトレッタのカメラで自動的に撮影されたものです。トレッタでは撮影された写真と動画を30日間保存する機能があり、後から猫の様子を見返すことができます。
このときの動画はこちらになります。
オシッコの記録はすぐにスマホのアプリに反映され、確認できます。
アプリの画面は見やすく、以下のようにシンプルにまとまっています。
メモ機能も付いており、猫の様子がおかしいときはメモ書きを残せます。カレンダーで「!」が付いている日はわさちゃんが毛玉を嘔吐した日です。トイレを利用した日は○、体重や尿回数に変動があった日は△、トイレを利用しなかった日は🚫で記録されます。(上記の画像で7月10日は並列して設置していた普通のトイレを利用したため、トレッタには1回も入らなかった日でした)
使った感想
今回、トレッタを使ってみて、これは猫の健康管理に非常に役立つと思いました。
特に多頭飼いの個体識別に対応しているのがすばらしい。多頭飼いでは個体ごとの尿の管理が難しく、今まではおおざっぱにしか管理できなかったのです。
しかし、このトイレとアプリなら個体ごとの尿量や尿の回数を正確に記録できます。
実際にわさちゃんとフレイちゃんの尿量を計測して、驚いた事実があります。
僕はてっきりわさちゃんがもうすぐシニアだから、わさちゃんのほうの腎臓に注意しないといけないと思っていたのです。
しかし、今回、トレッタで尿量や尿の回数を計測したところ、わさちゃんの尿は平均的で、むしろフレイちゃんの尿の回数がかなり少ないことがわかりました。
猫は1日に2〜4回程度オシッコをするのが普通ですが、フレイちゃんは1日1回ぐらいしかしないのです。5年間多頭飼いをしてきて今回初めてわかりました。
獣医さんにLINEで聞いたところ「フレイちゃんはお腹が弱くて下痢をしやすいため、ウンチのほうに水分がたくさん出てしまっている可能性がある」とのことでした。
確かにフレイちゃんは腸が弱くて柔らかいうんちをすることが多いです。こんなところで2つの事象が繋がるとは思いませんでした。獣医さんによれば「尿の回数には個体差があるので1日1回程度の子もいる。今のところは様子見で問題ない」とのことだったので一安心です。
試用してわかったトレッタのメリット
ここからは試用してわかったトレッタのメリットについて紹介します。トレッタは、AI技術を駆使した猫専用のスマートトイレで、猫の健康管理をサポートする画期的なデバイスです。
多頭飼いに効果抜群
個人的にもっともメリットを感じたのは多頭飼いにも対応できる点です。
トレッタは、一つのトイレで複数の猫を管理することが可能で、多頭飼いにとっては非常に役立ちます。
AI機能により猫を識別し、どの猫が何回トイレを利用したか、どのくらいの尿量があったかを正確に記録します。これにより、各猫の健康状態についての情報が得られるだけでなく、何か異変があった場合にもすぐに気づけるのです。
そのため、多頭飼いの家庭には特にオススメです。
猫への負担がかかりにくい
トレッタは猫にとって大変ストレスフリーなシステムです。
猫は自分の生活パターンを変えることなく、普段通りにトイレを利用するだけで、そのデータが自動的に記録されます。これは画期的なことだと思います。通院などによる猫の健康管理はストレスを与えることが多く、早期発見により通院の頻度を減らせることはメリットです。
猫がトイレに入ると、トレッタが自動的に機能し、体重や尿量などを計測。これらの情報は猫の健康管理に役立ちますが、猫自身は自分が計測されていることを全く意識しません。
また、トレッタは静かな動作音を持っているため、猫がトイレを使う際に音によるストレスを感じることもありません。
トレッタのデザインは猫が快適に利用できるように考慮されており、猫のトイレタイムを邪魔することはありません。トレッタは猫にとって負担がかかりにくいと言えます。
時系列で判断できる
トレッタは毎日の猫のトイレの使用状況を時系列データとして蓄積します。これにより、猫の健康状態の変化を細かく追跡することが可能になります。
例えば、体調が悪いときのトイレの利用頻度や尿量の変化などを記録し、これを基に早期に異常を察知することができます。
また、これらのデータは猫の日常的な行動パターンを理解するのにも役立ちます。これは、猫の健康管理だけでなく、猫とのコミュニケーションを深めるための重要な手がかりとなります。
これらの情報は獣医師とのコンサルテーション時にも有用で、より具体的な診断や治療方針の決定に役立つでしょう。
純正のシートや砂以外でも対応可能
トレッタはその柔軟性から、純正のシートや砂以外のものでも使用することが可能です。
これは、猫が既に使用しているトイレ砂やシートに慣れている場合、それを変えることなくトレッタを導入できるというメリットをもたらします。
特定のブランドやタイプのトイレ砂やシートが不足した場合でも、他のものに切り替えることができます。これにより、飼い主は猫のストレスを減らすことができ、また猫の健康状態を維持するのに役立ちます。
ただし、すべての砂やシートがトレッタと互換性があるわけではないため、新しいものを試す前には必ず確認してください。
トレッタの注意点
トレッタはメリットがたくさんありますが、注意点もあります。トレッタを使用する際には、料金が発生することや、一部の状況で記録が取れない可能性がある点を把握しておきましょう。
料金がかかる(本体+サブスク)
トレッタは、その高度な機能を支えるため、サブスクリプション型の料金システムを採用しています。具体的には、初期のトイレ本体費用6,980円に加えて、毎月1,480円の料金が発生します。
この月額料金は、AIによる健康チェック機能やデータ分析、アプリでの閲覧など、トレッタの全ての機能を利用するために必要となります。そのため、購入だけでなく継続的なコストも考慮する必要があります。
ただし、これらの料金により、愛猫の健康管理をより効率的に、より詳細に行うことが可能となります。また、万が一の病気や異常時にも早期に対応できる点は、飼い主にとって大きな安心感をもたらすでしょう。
個人的には猫の健康管理に役立つAIアプリが1,500円足らずで使えるのは安いなと思います。特にシニア猫は腎臓が弱ってくるので、兆候の早期発見により医療費を少なくできる可能性が高いので。
ときどき記録できないときがある
トレッタは高度なテクノロジーを使用しており、大部分の時間、問題なく機能しますが、時々記録ができない場面が生じることがあります。これは、主に機器の一時的な不具合や、ネットワーク接続の問題によるものです。
このような場合、電源の抜き差しによるリセットが必要となることがあります。これは、電子機器の一般的なトラブルシューティング手順であり、トレッタのパフォーマンスを改善するためには必要な手段となります。
しかし、これは一時的な解決策であり、頻繁に発生する場合は、サポートに連絡しなければなりません。このような状況は少数ですが、トレッタは高度な精密機器のため、このような可能性について認識しておくことが重要です。
多頭飼いの場合は台数分の料金が必要
トレッタのサブスク料金は1台あたり1,480円です。
他のトイレと併用しても使えますが、完全に計測をしたいなら猫のトイレを全てトレッタにする必要があります。
多頭飼いの場合は匹数+1台のトイレが必要と言われており、完璧に測ろうと思えばそのぶん料金も増えます。
今回の試用ではトレッタ1台+普通のトイレ2台を並列して設置しましたが、やはり猫ちゃんの気分によって全然トレッタに入らない日というのが発生しました。
1,480円なら安いですが、2,960円、4,440円と増えてくると…。財布と相談することになりそうですね。
基本スペックと料金
色:ホワイトのみ
材質: プラスチック
サイズ: 57.6L x 45W x 35.1H cm
タイプ:システムトイレ(すのこ式トイレ)
本体代金:6,980円
月額利用料金:1,480円
特典
割引キャンペーンが随時実施されます
トレッタでは定期的に割り引きキャンペーンを実施しており、初回無料だったり2000〜3000円程度の割引になったりします。定期的に公式ホームページをチェックし、お得な情報を見逃さないようにしましょう。
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猫ちゃんの健康管理トイレ「トレッタ」は、多頭飼いにおすすめの素晴らしいトイレです。
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