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【多頭飼い猫のダイエット】横取りによる肥満を防止する方法とは? #PR

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多頭飼いをしているとそれぞれの猫の可愛さに癒やされますが、困りごとが増えるのも事実です。

ある猫が他の猫のご飯をつまみ食いしたり横取りしたりして困る、という声をよく耳にします。

ぽっちゃりした猫は可愛いですが、肥満は病気の元です。

健康で長生きしてもらうためにも、肥満猫にはご飯の横取り防止を含めたダイエットが必要でしょう。

今回は多頭飼いをしている人に向けて、猫のダイエット方法やご飯の横取りによる肥満防止対策をお伝えします。

すぐに実践できる方法なので、ぜひ参考にしてくださいね。

目次

多頭飼い猫の横取り防止・ダイエット方法

ここからは、多頭飼い猫のつまみ食いや横取りを防止する方法・ダイエット方法を紹介していきます。

習慣づけてしまえば簡単にできる方法なので、ぜひ試してみてください。

飼い主が見張る

つまみ食いや横取りを防止するのに一番手っ取り早いのは、猫たちに食事をあげるとき飼い主がそばで見張っておく方法です。

他の子のご飯を食べようとしたら、飼い主の手で阻止しましょう。

また、食事をあげるときは名前を呼びながら、先住猫から順番にあげてください。

先住猫のプライドも守られますし、習慣づけば猫もきちんと順番待ちするようになります。

別の部屋もしくはケージで食事させる

どうしても見張っている時間がないという人は、別の部屋もしくはケージで食事をさせるという方法が効果的です。

その際もやはり名前を呼びながら、先住猫から順番にあげましょう。

慣れてくると、ご飯の用意をし始めたと同時に自分の食事場所へ走って行く場合もありますよ。

ただし、食事が終わったのに別の部屋やケージに入れっぱなしという事態はストレスになるため避けてください。

置き餌をしない

つまみ食いや横取りの防止において、もっとも重要なのは「置き餌」をしないこと。

飼い主が見張っていても別の部屋で食べさせても、置き餌をしていては意味がありません。

基本的に猫の食事は1日量を2〜3回に分けて与えますが、何度も欲しがる場合はあくまで1日量はそのままに、与える回数を3〜4回に増やすなどの方法で調整します。

食事が終わったようならご飯が残っていても皿をさげ、処分しましょう。

猫の食事が終わったサインは

  • 20分以上食べない
  • 毛づくろいを始める

などです。

置き餌に慣れている子は、最初は困惑するでしょう。

しかし徹底していくうちに慣れ、1回の食事で1回分の量をきちんと食べ切ってくれるようになります。

また、オートフィーダー(自動給餌器)を使用する場合は、ご飯の出口穴に注意が必要です。

猫は意外と器用で、出口穴から手を入れてご飯を引っかき出してしまいます。

可能な限り、出口穴から手を入れられないタイプのフィーダーを選んでください。

とにかく「いつでも好きなときに好きなだけご飯が食べられる」という環境を作らない意識づけが大切です。

催促に屈しない

猫のおねだりって可愛いですよね。

「ご飯ちょうだいよ〜」とおねだりされたら、ついあげたくなる気持ちは非常によくわかります。

しかし、その催促に屈してはいけません。

【決まった時間に決まった量をあげる】

猫の健康のためにも、心を鬼にしてこのルールを徹底しましょう。

しつこく催促してくる場合は、おもちゃで遊ぶという手段が効果的。

ご飯から遊びに気持ちを切り替えてあげると、催促の回数も減ってくるはずです。

フードの見直し

ここまでの方法を試してもダイエットにつながらない場合は、キャットフードの見直しをしてみましょう。

おいしさ重視でキャットフードを選んでいませんか?

一般的においしいキャットフードは添加物が多く、カロリーが高いといわれています。

肥満猫の場合、メタボ用などのダイエットサポート効果がある療養食がおすすめです。

動物病院で相談するとサンプルを貰える可能性もあるので、数種類試してみてください。

また、あげ方の見直しも効果的です。

ただし急に減らすのではなく、体重に適した量から10%減らして1ヶ月、また次の月には10%減らして1ヶ月…など様子を見ながら理想体重の量まで少しずつ減らしていきましょう。

ちなみに、ねこわさのわさくんとフレイくんは以前ロイヤルカナンのFCNライトを食べたら痩せました。

ちょっと太りすぎかなぁと思って普通のご飯からこちらに替えただけです。特に食事制限もしなかったのですが、食べるだけで痩せましたね。

わさくん:5.5kg→4.8kg
フレイくん:9.0kg→8.2kg

こんな感じです。だいたい1年ぐらいかけて痩せました。もし良かったらお試しください。

おやつを当たり前にしない

近年は猫のおやつも種類豊富ですよね。

おやつをあげて喜ぶ姿は、猫好きなら誰でも見たいはず。

しかし、あげすぎは禁物です。

ご飯以外におやつを毎日あげている人は多いでしょう。

このおやつも肥満の元です。

毎日おやつをあげると猫のほうも「当たり前に貰える物なんだ」と思ってしまい、あげないと催促をします。

すると次第に「催促すれば言うことを聞いてくれる」と解釈し、食べ物をあげるまで催促し続けるように…。

飼い主も困りますし、あげなければ猫にとってもストレスになります。

おやつはたまにご褒美としてあげる程度にとどめ、毎日あげるのは避けましょう。

適度な運動

室内で飼われている猫は外の猫と比べて運動量が少なく、運動不足になりがち。

さらに、毎日きっちりご飯を食べられるため太りやすいです。

犬のように散歩に行くわけにもいかないので、キャットタワーを設置したりおもちゃで遊んであげたりして、運動不足をできるだけ解消してあげましょう。

また、おやつをあげるにも「おやつボール」などの転がすと中身が出てくるようなおもちゃを使用し、おやつをあげつつ運動させるなどの工夫をするのがおすすめです。

ご飯を横取りするのはなぜ?

まずはじめに、なぜつまみ食いや横取りをするのか説明します。

もともと猫はご飯を数回に分けて食べる習性があります。

これは野生で狩りをしていたころ、毎日決まって獲物がとれるとは限らず少しずつ食べていたため、本能的に残っている習性です。

一度に全部食べずに残しておいて、後でまた食べるという食事の仕方は「ダラダラ食い」や「ちょこちょこ食い」と呼ばれています。

基本的に猫はダラダラ食いなのですが、まれに一度に全部食べてしまう「一気食い」の子も。

人間にも少食の人と食いしん坊の人がいるように、猫にも違いがあるのですね。

一気食いをする猫は、他の猫が残したご飯までつまみ食いしてしまうので肥満になりやすい傾向にあります。

そして肥満になればなるほどからだが欲するご飯の量も多くなるため、他の猫のご飯を横取りしてまで食べるというサイクルができてしまうのです。

食事制限による心配

さて、ここまでで「置き餌はしない」「食事の量と回数を決める」などの食事管理を紹介しましたが、いくつか心配に思った人もいるでしょう。

特に、ご飯が足りているのか、食事制限で嫌われないかの2点が気になるはずです。

そこで、心配しやすい2点についてそれぞれ説明していきます。

ご飯は足りてる?

ご飯を残したら処分するように、とお伝えしてきました。

すると、ご飯が足りないのでは?と心配になるでしょう。

しかし、いらないから残しているのであって、1回目に残してお腹が空いたのならその分2回目にしっかり食べるので心配いりません。

ただし、極端に1日量と実際食べた量に差がある場合はトータルで不足している可能性もあります。

その場合、1回の量を少なくして、あげる回数を増やすとよいでしょう。

とはいえ、パッケージに書かれている1日量はあくまで目安です。

猫の体重が増えすぎたり減りすぎたりしていないか定期的にチェックして、適した食事量で調整しましょう。

もし自分で判断できなければ、動物病院で相談すると食事指導などをしてくれるので安心してください。

食事制限によって嫌われる?

おねだりされてもご飯をあげないなどの食事制限をすると、猫に嫌われるのではないかと心配する人も多いようです。

しかし、心配いりません。

むしろ猫の愛情表現、つまり飼い主に対する親和行動が増えて愛情深くなるという研究結果が出ているそうです。

ニューヨークのコーネル大学とヒルズの共同研究では、理想体重より80〜100%太っている猫は食事制限によって愛情表現が増えたと発表しています。

したがって、食事制限によって猫に嫌われるのではと思っている人は、そこまで心配する必要はないでしょう。

【参考文献】Journal of Veterinary Behavior: Clinical Applications and Research 2016 Vol.11 pp.37-41 ref.22
https://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-3417382/The-quest-purrfection-Putting-fat-cat-diet-make-affectionate.html

愛猫のためなら手間と努力を惜しまずに

本記事では猫のつまみ食いや横取りの防止策、ダイエット方法を紹介しました。

簡単にできる方法ではあるものの、今まで置き餌をしていた人にとっては少し手間かもしれません。

しかし、例えばご飯の1日量や1回量を毎回計るのが面倒なら、暇なときにあらかじめ小分けパックに分けておくなど工夫すれば毎日の手間にはならないでしょう。

また、同居の家族がいる場合は家族みんなの意思疎通が必要です。

猫も大切な家族の一員。

愛猫の健康を守るために手間も努力も惜しまず、家族全員で協力しあいましょう。

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