こんにちは。クボタです。
この記事を読んでる方は猫を飼ってる方だと思いますが、あなたの猫ちゃんにはどんなやり方で水をあげてますか?
猫ちゃんは尿路の病気になりやすく、水分補給は健康のためにかかせません。
できれば新鮮で安全な水を飲ませてあげたいですよね。
今日は猫ちゃんに水をあげるための給水器のおすすめ商品と、使う時の注意点を書きます。
なお、これらは全て実際に使った感想です。
3つ紹介しますが、3つとも良い面と悪い面がありました。
それを全部書きます。
猫の給水器おすすめ3つ
ジェックス ピュアクリスタル 全猫用(ブルーム)
2017年ごろに買った商品です。1年ぐらい使いました。
現在は「ブルーム」という新モデルが出てるようなのですが、機能や構造はほぼ同じですね。
日本企業が作ってる国産品です。
作りはとてもシンプルでした。プラスティック製のタンクの底にポンプが付いていて、上にフィルタと蓋をかぶせるだけ。
最低限の機能しかついてない感じですね。
タンクに水を入れて電源コードを刺すと水が循環しはじめます。それだけですね。
電源スイッチすら無いです。電源を刺したらポンプが動く。それだけ。
長所は値段が安いことと、フィルターの品質が保証されてること。
細菌やイオン濃度の減り具合を実験した結果などが公式サイトに貼ってあって信用できると思いました。
実験データを公開してる製品ってほとんど無いんですよね。さすが国産企業って感じがしますね。
このジェックスという会社はもともとはアクアリウム製品の会社なんです。それで給水器にも技術が応用できるのですね。
もう1つの長所は手入れがしやすいこと。
作りがシンプルで部品が少ないので洗いやすかったです。
フィルター交換は月に1回で4枚1000円ぐらいで売ってるので月に250円ぐらいしかかからないです。
欠点は音がうるさいこと。寝室に置いてたのですが、音で眠れないことが多々ありました。
ポンプの具合が悪いからかと思って新しいポンプを買って交換してみたけどやはりうるさかったです。
枕元に置いてたせいかもしれませんが、ブゥーンという音が床を共振させて増幅してる感じでした。家の作りにもよりそうですね。
下にタオルを敷いたら多少はマシになりましたがそれでもうるさかったです。
使うのを辞めた理由は、タンク内の細かい隙間に水垢が発生して衛生的ではなくなったからです。
しかしそれでも1年は使えました。コスパは非常に良かったと感じています。
機能 | 3 |
デザイン | 3 |
衛生 | 4 |
お手入れ | 4 |
値段 | 4 |
騒音 | 2 |
耐久性 | 3 |
おすすめ度 | 4 |
アイリスオーヤマ ペット用給水器 J-200
電気を使わずに重力と気圧で水を供給するスタイルの給水器です。
2018年に買いました。これも1年ぐらい使ってましたね。
構造は非常にシンプルで、使い方も非常に簡単。
タンクを外して水入れて、蓋を締めて上に乗せるだけ。そうすると勝手に水が出てきます。
猫が飲んで量が減ったら重力で勝手に水が供給される仕組みです。気圧とちょうど釣り合う位置で止まるのであふれることはありません。
容量は2リットルぐらいで上で紹介したピュアクリスタルより多く入ります。
良かった点は非常に値段が安いことと、皿の部分が洗いやすいこと。そのまま食器用洗剤をつけて丸洗いできます。
また、ランニングコストも安い。電気もフィルターも使わないので水道代だけで使い続けることができます。
また、音がほとんどしないのでビビリの猫ちゃんには良いと思います。
短所は衛生面ですね。
2リットルぐらい入るので3日ぐらいは水を補給しなくても持つのですが、フィルターなどが無く、皿の部分ががら空きなので3日後には水がホコリまみれってことがありました。
猫の毛とか細かいホコリとかですね。そういうのが混じってしまうので、毎日皿を洗って水を替えてました。
結果的に手間は普通の皿に溜めて飲ませるのとほとんど変わらなかったです。
また、タンクの中が洗えないというのが最大の欠点です。
キレイな水が入るだけだから汚れないかなと思ったら甘かったです。
半年ぐらい使ってたら底部分に黒い水垢がびっしりと。
ハイターに漬けたぐらいでは水垢は落ちません。
ハリガネとタオルを入り口からツッコんで拭いたりしましたがやっぱりきれいに落ちませんでした。
ただ値段が極めて安いので、3ヶ月おきぐらいに新品に買い換えることを繰り返せば衛生的に使えるとは思います。環境には悪いですが……。
機能 | 2 |
デザイン | 3 |
衛生 | 1 |
お手入れ | 3 |
値段 | 5 |
騒音 | 5 |
耐久性 | 4 |
おすすめ度 | 3 |
PETKIT ドリンキング・ウォーターファウンテン
現在使っているものです。
こちらも1年間ぐらい使ってます。
こちらも新モデルが出てるようなのですが、フィルターの形が変わっただけで機能は変わりません。
PETKITという会社は日本では聞いたことないですが、調べたところ中国のベンチャー企業のようですね。
公式サイトのドメインを調べたところ会社の所在地が上海になってました。
中国製品には抵抗感がある方もいらっしゃると思いますが、意外なことに今のところこれがいちばんおすすめです。
とても機能が充実していて便利ですね。
まず容量ですが最初にご紹介した日本製のピュアクリスタルより多い2リットル入ります。
さらに電源ボタンがついていて、これを押すことによってモードを切り替えることができます。
モードは2種類あり、常に水が循環しているモードと、スマートモード。
スマートモードは光センサーで昼夜を識別し、昼は3分おきに夜は1時間おきに水を循環させるモードです。
この商品には動いてなくても水が溜まってる箇所があるので、常に循環させる必要は無いという発想ですね。
必然的にフィルターはスマートモードのほうが長持ちします。
ノーマルモードでは1ヶ月、スマートモードでは3ヶ月持ちます。
フィルターは5個で3000円で売ってます。
ピュアクリスタルのフィルターより倍以上高いですがスマートモードで動かせばピュアクリスタルよりもランニングコストは低くなります。
フィルターはイオン交換樹脂と活性炭が入っていて、水のミネラルと細菌を除去してくれます。
ピュアクリスタルと違って実証データが公開されてないため、どれほどキレイになるのかは不明ですが……。
他にもピュアクリスタルにはない機能が付いていて、例えば水が無くなったら青いランプが点灯して自動で停止してくれます。
ピュアクリスタルは電源を刺している限り常にモーターが動きっぱなしなので、空焚きしてしまうとモーターを痛めてしまう可能性がありました。
しかしこの製品ではそれが予防されています。
また、フィルターの交換時期を知らせてくれるランプも付いています。
ノーマルモードとスマートモードの稼働時間から計算して交換時期に来たらランプが点滅します。
日本製のピュアクリスタルよりも遥かに高機能です。最近のメイド・イン・チャイナはすごいと思いますね。
個人的に嬉しかったのは騒音が小さいこと。
ピュアクリスタルはうるさくて寝れないことがありましたが、こちらの製品はほとんど音が気になりません。
短所は値段と耐久性。
スマートモードにすればフィルターは安いですが、本体自体がピュアクリスタルの倍以上します。
また、複雑な機能が満載なぶん耐久性に難があり、1年使ったら水が全く出なくなりました。
あと、構造もピュアクリスタルに比べたら複雑で、手入れしにくいです。
何が嫌かってポンプが外せないのです。掃除するときに底にくっついたまま分解せざるをえないため、掃除しにくいです。
とはいえ1年使えるならまあまあいいかなぁと思って、同じやつをまた買いました。
細かい不満はありますが今のところこれがベストな気がしています。
機能 | 5 |
デザイン | 5 |
衛生 | 4 |
お手入れ | 3 |
値段 | 2 |
騒音 | 4 |
耐久性 | 1 |
おすすめ度 | 5 |
まとめ:おすすめはPETKIT
というわけで、クボタ的な1番のおすすめはPETKITの給水器でした。
コストと耐久性が難点ではありますが、機能の豊富さとデザインのおしゃれさ、騒音の小ささで気に入っています。