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猫を旅行に連れて行くのはダメなの?ストレスで病気になることも

猫を旅行に連れて行くのはダメなの?ストレスで病気になることも

旅行の計画を立てるときに、飼い猫も一緒に連れて行きたいと考えている方はいらっしゃるかもしれません。猫は環境の変化に弱い生き物で、室内で飼っている猫は長距離の範囲で行動できる生き物ではありません。

今回は一緒に出かけたり、旅行に連れて行くときに、どのぐらいストレスがかかっているのか説明していきたいと思います。ひどいときには病気になってしまう可能性がありますので注意してください。

目次

猫と一緒に旅行へ行けるの?

猫は単独行動を好む生き物で、環境の変化のない生活を好みます。なので、自分の住んでいる環境が1番なのです。もう少し詳しく説明していきます。

猫は環境の変化に弱い

「犬は人に付き猫は家に付く」という有名なことわざがあります。犬は人に懐きやすいですが、猫は人よりも住んでいる家や場所に馴染む生き物です。そのため住んでいる場所から外に出て移動するというのは、かなりのストレスがかかります。

なぜかというと猫の脳は前頭葉が小さいからです。前頭葉は計画を立てたり、計画をスムーズに変更する役割がありますが、小さいということは新しい環境に適応するのが困難です。

猫は乗り物酔いをする

人と同じく、耳の奥にある平衡感覚やバランスを整えるための三半規管が、車や乗り物の揺れで刺激され乗り物酔いがおこります。猫は犬に比べて三半規管が発達しているため、あまり乗り物酔いはしませんが、個体差が大きいため乗り物酔いが起こることもあります。

病気になる可能性もある

猫はストレスがかかると、突発性膀胱炎になる可能性が高くなります。突発性膀胱炎の症状としては血尿、頻尿、グルーミングの回数が多くなります。グルーミングの回数が多くなると、心因性脱毛につながります。

他には急性胃腸炎があります。症状は食欲不振や嘔吐、下痢などがあります。嘔吐の症状がよく見られ、嘔吐を繰り返します。嘔吐後によだれを流すことがあります。

猫が旅行先で迷子になる可能性がある

旅行先に到着すると猫にとっては新しい環境ということで、ストレスが大きくなっている状態です。キャリーケースの扉が開いてしまったり、ハーネスや首輪が外れてしまうと脱走してしまう可能性があります。

猫は脱走すると帰ってこない

猫は行動範囲が狭いため旅行先で脱走すると、自分がどこに居るのか理解できずパニック状態になっています。猫は縄張り意識がとても強く、他の猫の縄張りに侵入して見つかってしまうとケンカが発生します。そのようにして他の猫に追いかけられているうちに遠くに行ってしまうのです。

旅行先で脱走すると戻ってくる可能性は低いでしょう…。

マイクロチップ、迷子札を付けるべし

保護されて、帰ってくる可能性が大きいのはマイクロチップを装着した場合です。マイクロチップには飼い主の情報が入っているため、保護されると警察や動物病院、動物愛護センターから照会されます。その情報に基づいて連絡が入ります。

迷子札には首輪に縫い付けたものや刻印されたチャームがあり、安価で手に入ります。電話番号が記載されたものになりますが、迷子中に外れたり、破損してしまうと連絡が取れなくなるので、しっかり付いて外れないか確認をしましょう。

猫にはお留守番が向いている

猫は環境が変わるとストレスになります。個体差にもよりますが飼い主が不在でも、ストレスになります。旅行などで長い間留守にする前に、留守番できるか試してみましょう。

自宅で留守番させる場合の注意点

飼い主が不在により、ストレスになり家具や壁を傷つけたり物を壊したりする破壊行為や、トイレの外でおしっこなど粗相することもあります。日帰りでもいいので長時間留守番できるかどうか試してみましょう。

1泊から2泊だと自宅での留守番は可能です。餌を容器に1日分、2日分入れると1日で食べてしまう可能性があるので、自動給餌器や給水機を用意しましょう。時間設定やスマホから操作できるものがあります。

ひとりで遊べるお気に入りのおもちゃも用意すると、寂しさを紛らわすことができ、ストレスの解消になります。

長期なら猫専用のホテルに預ける

4日以上の長期の出張や旅行などで自宅を開ける場合は、猫専用のホテルに預けることをおすすめします。ペットホテルもありますが、犬が横にいるとストレスがかかります。

猫に特化しているため、完全個室になります。預かる条件もありますので、預かる前に公式サイトで調べてください。

ペットシッターを手配する

ペットシッターの中でも、猫専門で活動しているペットシッターがいます。個人で活動している方や組織で所属している方もいます。事前に打合せをしてから預けましょう。

まとめ

猫にとっては長距離移動はストレスになり、ひどいときには病気になってしまうことがあります。家で留守番させたほうが良いかもしれませんが、飼い主がいないということで寂しくてストレスがかかることがあります。

旅行や出張の際には早めに切り上げて、飼い猫の元へ早く帰ってあげてください。

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