猫好きのみなさんや猫の飼い主さん、猫が食べる猫草を知っていますか?
猫草は毛玉配慮のため猫に食べさせると良い。と思っている方がほとんどではないでしょうか。
猫草を食べた猫が猫草を吐いた!
猫草を置いているのに全然食べてくれない!
なんてことがあったら気になってしまいますよね。
今回は、そんな猫草の必要性・猫草を吐く理由と効果について紹介します。
猫を飼っている方だけではなく、これから猫を飼いたいと思っている方にとっても参考になるとうれしいです。
【猫が食べる猫草】どうして猫は吐くの?
猫草を食べて吐くという猫もいますが、そもそもどうして猫はよく吐くのでしょうか?
猫を飼っている飼い主さんなら、猫が吐いている姿を目にしたことはあるはずです。
なんだか苦しそう…。かわいそう…。なんて思ってしまいますよね。
しかし、猫が吐くのは猫にとって必要なことだからです。
まずは、猫がどうしてよく吐くのか理解しましょう。
毛玉を吐き出すため
猫は毛づくろいの際、大量の毛玉を飲み込んでいます。
便として排出されなかった毛玉を体外に出すために吐いています。
毛玉を抑制するには猫草の他にもブラッシングが有効です。
異物を吐き出すため
猫と一緒に生活していると、人間の物を間違えて食べてしまうことがあります。
輪ゴムやひも状のものなど、猫が異物と感じたものは吐くことが多くあります。
食べ過ぎたため
猫がキャットフードなどご飯を食べすぎると吐いてしまいます。
たくさんの量を一度にあげるのではなく、少しずつ数回に分けてあげてください。
このように猫はとてもよく吐く動物です。
猫草を置く前にまずは猫が吐く理由を理解してあげましょう。
【猫が食べる猫草】そもそも猫草ってなに?
さわるとツンツンするあの植物、実は「猫草」という名前ではありません。
ほとんどの猫草の正体はイネ科の燕麦(えんばく)という植物です。
燕麦は別名「オーツ麦」とも呼ばれます。実は燕麦はオートミールやグラノーラの原料なのですよ。実は私たち人間にもなじみが深い食べ物なのです。
この燕麦が「猫草」としてホームセンターやペットショップで販売されています。
「猫草」という名前以外にも「キャットグラス」や「ペットサラダ」という名前を使われています。
猫草は苗で売られているものと、種から栽培できるものがあります。
猫に食べてもらう為だけでなく、観葉植物として部屋に飾っているという飼い主さんもいるでしょう。
そんな猫草ですが、どうして猫がほしがるのか気になります。
毛玉ケアになる
猫はきれい好きでよく毛づくろいをしていますよね。
ツンツンした猫草は、猫の胃を刺激して体にたまった毛玉を吐き出す役目があります。
猫は毛玉を吐くために猫草を好んで食べるということです。
お通じがよくなる
猫のご飯にカリカリのキャットフードをあげる飼い主さんがほとんどですよね。
キャットフードだけでは猫が食物繊維不足で便秘になってしまうことがあります。
人間と同じように猫も食物繊維をうまく取り、お通じをよくしています。
食感が気に入っている
猫のご飯はカリカリのキャットフード、おやつならチュールのような液状タイプです。
普段食べることの無い、猫草の食感・舌ざわり・においを好んで食べる猫もいます。
猫草が気に入った猫は、おやつ感覚でよく食べるようです。
このように猫草が好きになる猫もいるので、気になった飼い主さんは一度猫草を置いてみるのはどうでしょうか?
もしかしたら猫草のとりこになってしまうかもしれませんね。
観葉植物の中には猫ちゃんが食べると毒になるものがありますが、猫草なら安全です。部屋に植物が欲しいときは猫草を置くと良いでしょう。
【猫が食べる猫草】猫草の注意点は?
猫草を気に入ってくれる猫もいますが、猫草を置く前に気を付けてほしいことがあります。
具体的な内容を見てみましょう。
消化に悪い
猫草のような植物は消化しやすい食べ物ではありません。
特に胃腸の弱い猫にとっては、猫草でさらに体調を壊してしまうかもしれません。
さらにまだ体が成長過程の子猫にとっても、猫草はまだ早いでしょう。
猫草を上げたいなら体がある程度出来上がる生後半年程度から与えるのがおすすめです。
食べ過ぎると良くない
猫草が気に入った猫は、食べ過ぎないよう注意してください。
猫草はあくまでも、お通じや毛玉を吐き出すサポートの為の植物です。
毎日の食事よりたくさんの猫草を食べると、吐くことが習慣になってしまうかもしれません。
このように、猫草が向いていない猫もいます。
猫草を置いてから猫が吐く回数が増えたら注意が必要です。
胃腸の弱さが気になる飼い主さんは、動物病院で診てもらってから判断しましょう。
【猫が食べる猫草】猫草を食べると吐くの?
結局、猫草を食べると吐くの?と気になってしまいますよね。
結論から言うと、個体によります。
猫草を食べると吐く猫もいれば、吐かない、そしてまったく食べない猫もいます。
人間に食べ物の好き嫌いがあるように、猫にも好き嫌いがあります。
猫草を食べるとご機嫌になる猫もいますが、まったく見向きもしない猫もいます。
猫草を気に入るかどうかは猫次第、ということです。
猫は気まぐれな生き物なので、もしかしたら食べてくれるかもしれません。
おやつ感覚でたまに食べてもらえたら上出来です。
さらに猫草で毛玉を吐いてくれたら大成功!ということです。
まとめ
猫が食べる猫草の必要性・吐く理由と注意点について紹介してきました。
まずは猫の体調を第一に考えてください。
胃腸が弱かったり、子猫だったりだと、猫草が逆に負担になってしまいます。
体調の心配もなく、やはり気になった飼い主さんは、一度猫草を置いてみてください。
猫草の存在が猫にとって良い刺激になるといいですね。