猫がうるさいぐらい鳴く理由、落ち着けて黙らせる方法とは?

猫がうるさいぐらい鳴く理由、落ち着けて黙らせる方法とは?

普段大人しい猫でもうるさいぐらいに鳴くことがあります。

周囲の迷惑になるほどの鳴き声が続くようであれば、飼い主も困ってしまうでしょう。

これには一体どんな理由があるのでしょうか。

今回は、猫がうるさいくらいに鳴く理由や、落ち着けて黙らせる方法を詳しく解説します。

目次

猫が鳴く理由は?

猫がうるさいぐらい鳴く理由、落ち着けて黙らせる方法とは?

心的なものから病的なものまで、また嬉しい時や悲しい時など感情によってさまざまな理由があります。

普段そこまで大きな声で鳴く猫でなくても、時には聞いたことのないような声で鳴くこともあります。

猫の鳴き声にどのような欲求があるのかを詳しく解説していきます。

お腹がすいた

お腹が空いたときにごはんを催促して鳴きます。

猫は人間のように空腹を我慢できません。

特に、室内飼いの猫は食べることを一番の楽しみにしています。飼い主が忙しくて食事の時間が遅くなってしまったときも、空腹をアピールしてきます。

多頭飼いをしている場合は、餌を食べようと思ったら他の猫に食べられてしまい、自分の餌が残っていないことを訴えてくることもあります。

発情した

発情期がくれば猫は鳴くものです。

春頃、日照時間が長くなると生後6か月~10ヶ月頃を過ぎたメスが発情期を迎えます。

オスへのアピールで、「アオーン」という、太くて低い声で鳴きます。

次第に、メスの声を聞いて刺激されたオスも発情し鳴き始めます。

この時期は2週間ほど続き、時間帯に関係なく鳴き続けます。

秋に発情期を迎えることもあり、年に2~3回発情することもあるでしょう。

また、室内で飼っている猫に関しては照明の影響を受けるため、一年中発情しやすくなります。

避妊手術をする方法以外、発情期は止めることが難しいです。

なかには、避妊手術をしていても発情することがあるようです。それは、避妊手術を失敗して、卵巣の一部が残っていることがあるためです。

猫の発情期はこういうものだと思って鳴き止むのを待つしかありません。

外へ出たい

自分の欲求を満たすために外へ出たがる場合や、発情期、単なる好奇心などが理由で鳴きます。

猫は本来夜行性の生き物で、早朝や夜に狩りに出かける習性があります。そのため、明け方や夜中にうるさく鳴くということがあります。

室内で飼っている猫も、外の世界に興味を持ったり、発情期だったりすると、外に出たいとアピールして鳴き続けます。

退屈だから遊んで欲しい

暇だから遊んで欲しい時、「ニャーニャー」と飼い主に甘えて気を引こうとして鳴きます。

飼い主が仕事に出かけていると、お昼は一匹で過ごすので退屈して飽きてしまうのでしょう。

もともと夜行性の生き物であるため、夜になると活動的になり、遊んで欲しいとアピールしている可能性もあります。

また、日中に一匹で過ごしていると、退屈して寝るばかりしているかもしれません。

そのため、夜になっても体力が余っているので、飼い主に遊んで欲しくて鳴くことがあります。

寂しい

分離不安になっている場合は著しく鳴くことがあります。分離不安とは、猫が飼い主と離れることで不安で心細く感じている状態です。

臆病・甘えん坊・寂しがり屋など、猫の種類や性格にもよります。特に寂しい・怖いという感情を表していて、子猫のときにもよく見られます。

帰宅時に発狂的に出迎えてくる、足元にまとわりつくという行動がその特徴です。

そのうち、トイレやお風呂についてきたり、布団におしっこをしたりするようになってしまいます。

長い間、飼い主の留守が続いた場合などに、寂しく感じて自分に意識を向けてもらうためにしきりに鳴き続けます。

体の調子が悪い

体の調子が悪いときに気持ちも不安になり、飼い主にまとわりつくことがあります。

普段と違う声で鳴いたり、いつもは大人しい猫が鳴き続けたりすると、病気やケガでどこかが痛いのかもしれません。

猫は環境の変化にも敏感な生き物です。

体調不良やケガだけでなく、来客・騒音・引っ越し、家族構成の変化など、いつもと違う周囲の変化にストレスを感じている場合もあります。

ストレスを感じていると、ウロウロして落ち着かない、トイレを失敗する、過剰に毛づくろいをするといった行動の変化が見られます。

うるさいぐらい鳴く猫を黙らせる方法

猫がうるさいぐらい鳴く理由、落ち着けて黙らせる方法とは?

うるさいぐらい鳴く猫を黙らせるには、猫の要望に応えないことで解決できます。

悩まれている飼い主の方は、ぜひ実践してみてください。

無視する

猫が鳴いているときは、話しかけず無視します

少し可哀そうに感じてしまいますが、これは、鳴けば構ってくれると学習させないためです。

一度学習してしまうと、癖になって治らないので注意が必要です。

飼い主としてもつらいのですが、「しつけ」として、猫がうるさく鳴いているときは無視することに取り組んでみてください。

例えば、空腹が原因の場合は、おねだりして鳴く度に餌をあげるということもしないように注意が必要です。

食事は、決まった時間に決まった量だけ与えるようにすることを決めておくと良いでしょう。その場合は家族で協力して徹底すると効果的です。

特に朝鳴きの場合に要求にこたえてしまうと、毎朝うるさく鳴くようになってしまいます。

飼い主が餌を与えるべき時間に与えるようにすると、徐々に猫も生活のサイクルに慣れてきます。

体調の変化を観察する

どうしても様子が変で鳴き止まないようであれは、食欲や排便排尿を観察し、体調に異変が無いか調べましょう。

腎臓病や尿路結石といった病気になりやすいため、痛みでつらそうに唸るように鳴いて、震えたりうずくまったりしてしまうよう猫もいるようです。

他にも、腹痛や風邪の可能性もありますので、異変がある場合はすぐに病院へ相談しましょう。

大人しくなったらおやつをあげる

猫が大人しくなったら褒美としておやつをあげたり、たくさんなでたりしてあげてください。大人しくしておけば構ってくれるということを学習させることが大切です。

ただし、普段からご褒美をあげていると、ありがたみがなくなるので頻度はあまり多くない方がいいでしょう。

構ってあげる場合も、遊ぶ時間を決めて構いすぎないことも大切です。

うるさく鳴いていないときには、タイミングや状況によりご褒美をあげてたくさん構ってあげましょう。

ご褒美をうまく利用できれば、飼い主にとっても猫にとっても良い方法で、しつけができます。

飼い主が出かけるときは黙ってでかける

飼い主が出かけるときは黙って出かけましょう。

「バイバイ」「言ってくるね」など出かける合図がわかるような言葉は猫に覚えさせないようにします。

もし言葉を覚えてしまっている場合、出かけるのがわかってしまので、その言葉を聞くだけで不安になってしまいます。

外出時には声はかけず、黙って出かけるのがポイントです。

あまりにも治らない場合は病院へ

どの方法を試しても、猫がうるさく鳴くのが治らない場合もあります。

そのときは、分離不安などの精神疾患や隠れた病気が潜んでいないかなども疑ってみた方が良いです。

もし病気の問題があれば、時間とともに悪化して自然に良くなることは少ないです。

原因がわからない場合は早めに病院へ連れて行ってあげましょう。

まとめ

猫がうるさいぐらい鳴く理由、落ち着けて黙らせる方法とは?

今回は猫がうるさいくらい鳴く理由や、落ち着けて黙らせる方法をお伝えしました。

猫は、理由があって何かを一生懸命に伝えようとして鳴いています。

しかし、一番の理解者の飼い主でも、言葉が通じないので正確に理解することは難しいものです。

まずは、身の周りのお世話をしっかりしてあげて、適度に遊ぶ時間が取れているか、ストレスを感じる要素がないかなどの原因を考えることが大切です。

どうしてもわからないときは病院へ連れていって、病気などの異変の際には早く気づけるようにしてあげましょう。

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