こんにちは、クボタです。
あなたの猫ちゃんはウンチしっかり出てますか?
猫という動物は便秘になりやすい動物です。あまり水を飲まない習性があるからです。
病院に行ってお薬を貰えばすぐによくなりますが、家庭でもウンコがスッキリと出やすいようにライフサイクルを整える必要があります。
便秘がちな猫を家庭でサポートする方法
のの字マッサージ
お腹をマッサージすることで腸に刺激を与え、蠕動運動を促します。
お腹のへそのあたりを始点として下腹部をひらがなの「の」の字を描くように優しくマッサージします。
「の」の字である理由は、腸の蠕動運動の動きがこの形だからです。
蠕動運動と同じ形にマッサージすることで腸をリラックスさせ、刺激を与えるのです。
ただし、猫ちゃんによってはマッサージを嫌がることがあるので、嫌がる場合は無理にやらないようにしましょう。
サプリに頼る
これはあくまでも健康維持の方法です。即効性のある治療法ではありません。
乳酸菌のサプリなどをご飯に混ぜて食べさせる方法です。
お腹の腸内環境を整え、善玉菌を増やすことでお腹の健康維持をサポートします。
腸内環境が変わるまでは1週間から10日ぐらいかかるので「もう3日間ウンコ出てないの!」ってときにすぐ効くような方法ではありません。
ただ、日常的にサプリをあげていると健康維持を補助するのでおすすめです。
体質によっては乳酸菌が合わず、逆に下痢したりすることがありますので、様子を見ながらあげてください。
サプリはアマゾンなどのネットで売ってます。
毛玉取り薬を飲ませる
スッキリンやラキサトーンという名前の毛玉取り薬が売っています。これは動物病院で売っていますが、医薬部外品なので普通にアマゾンなどで買えるものです。
これは毛玉だけではなく便秘する猫のサポートにもなります。
スッキリンやラキサトーンは「流動パラフィン」や「白色ワセリン」を主成分とするお薬です。半透明でカラメル色のついたジェル状の形状をしています。
このジェル状の物質は消化吸収や分解がされないので腸内がコーティングされてヌルヌルになり、毛玉の排出を促すのです。
しかし、腸内がヌルヌルになるとウンコの滑りもよくなりますから、毛玉と一緒にウンコもお尻から出てきやすくなります。試してみる価値はあるでしょう。
欠点はそんなに大量に飲ませられないことです。医薬部外品なので用法用量が決まっています。
なかなか便秘が治らないからといって飲ませすぎないように注意してください。
フレーバー付きの水を飲ませる
おいしそうな臭いのする水を用意してたくさん飲ませ、ウンコを柔らかくする方法です。
具体的にはササミや魚の煮汁やマタタビの粉を水に混ぜます。
チュールを水で薄めて飲ませてもいいですね。
普段から水をたくさん飲ませていれば腎臓の健康維持にもなります。
ウェットフードなどを効果的に活用しましょう。
フィルター付きの給水器を使うのも良い方法です。
ねこわさで実験したところ、給水器を使うと新鮮な状態の水が4日間ぐらい維持できるという結果が出ました。
ご飯を見直す
これは予防法ですが、グレインフリーのキャットフードに変更するのもおすすめです。
グレインフリーのフードはウンコが柔らかくなると言われています。なぜならグレインフリーは穀物が含まれておらず、穀物に含まれている不溶性繊維もカットされているからです。
不溶性繊維はウンチを固める効果があると言われていますので、不溶性繊維が少ないグレインフリーのフードであれば柔らかくなりやすいと考えられます。
慢性的に便秘がひどいのであれば、便秘解消のための療法食に変えてみましょう。
ロイヤルカナンやヒルズが有名です。
療法食は病院で処方してもらいましょう。ネットでも買えますが、総合栄養食ではないため、医師の指導がないと栄養が不足してしまう可能性があります。
一般的な総合療法食ならGRANDSがおすすめです。猫ちゃんの健康全般に配慮されています。
サツマイモを食べさせる
「猫にサツマイモ!?」と思ったあなた、そうなんです。猫はサツマイモが食べれるんですよ。
高級キャットフードにもサツマイモが入ってる商品があるぐらい体に良いんです。
ご存知のようにサツマイモは豊富に繊維を含み、人間も食べたらおならが止まらなくなりますよね。猫も同じなんです。
ただし、糖分とカロリーが高いので、大量に与えることはやめましょう。少しだけ与えてください。
スーパーで売ってるような普通のサツマイモを、ふかし芋か焼き芋にして皮を向いて実だけを与えます。
分量はひとかけら。スプーン1杯分ぐらいでいいです。
イモ類ならジャガイモでもいいです。サトイモや山芋、自然薯はシュウ酸が含まれているためやめたほうがいいでしょう。
ジャガイモの場合も加熱して与えてください。
猫がイモなんか食べるのかと不思議に思ってらっしゃいますね?大丈夫ですよ、意外とイモが好きな猫ちゃんは多いのですよ。
いちいちイモを蒸かすのがめんどくさかったり、ちゃんとカロリー計算して食べさせたい場合はサツマイモ入りのキャットフードに替えるとよいでしょう。
例えば
にはサツマイモが入っています。そもそもなぜ便秘になるのか
便秘がなぜ起こるのかをおさらいしてみましょう。
食べ物が合ってない
人間と同じように、猫も栄養バランスの整った食事をしないと便秘になることがあります。
猫は肉食動物ですが、タンパク質ばっかり含まれているご飯を食べさせると便秘になることがあります。
未消化のタンパク質が腸内に残ると悪玉菌が増えて腸内環境が悪化します。このへんは人間と同じですね。
これに配慮するには食物繊維が含まれた食べ物を与えるのが重要ですが、食物繊維を食べすぎても逆にウンコが固くなってしまうためバランスが重要です。
水分不足
猫は生物分類学では「イエネコ」という動物に分類されます。
イエネコの祖先はアフリカの砂漠にいるリビアヤマネコという野生の猫です。
砂漠には水が少ないので、もともと猫はあまり水分を欲しがりません。
人間と同じように、猫も体の水分が足りないとウンチの水分も少なくなります。
それでウンチが固くなり、なかなか出なくなってしまうのです。
毛玉の飲み込みすぎ
猫は体をペロペロと舐めて毛づくろいします。
このとき毛を飲み込みます。
この毛がお腹にたまると腸が動きづらくなり、便秘になってしまうのです。
ウンコは腸が蠕動運動という動きをすることで排出されます。
腸が動きづらくなると蠕動運動が止まり、ウンコが排出されなくなってしまうのです。
加齢による運動不足
腸は体を動かすことによってよく動きます。
猫も年をとってくるとだんだんと体が動かなくなり、運動量が低下していきます。
そうすると腸も動かなくなり、慢性的に便秘がちになっていきます。
うちの前の猫も晩年はウンコがなかなか出ずにアオーンアオーンと鳴いていました。
精神的ストレス
腸脳相関という言葉をご存知でしょうか?
これは人間の医学における言葉で、脳と腸はホルモンの分泌や免疫システムを通じて密接に連携を取り合っているという意味です。
脳はニューロンとシナプスと呼ばれる神経ネットワークで構成されていますが、実はこのニューロンとシナプスは腸にもたくさん存在するのです。
脳と腸の神経ネットワークはお互いに影響しあって消化の管理をしています。
よって、精神に強いストレスが加わると腸にも影響が出るのです。
これは猫も同じです。
トイレが嫌い、したくない
トイレが汚かったり、小さかったり、砂が気に入らなかったり、と何らかの不満がある場合は、ウンコを我慢してしまい、結果的に便秘になることがあります。
猫はトイレにこだわりが強い生き物です。
トイレの形、トイレの大きさ、砂の種類、砂の量、置いてある場所……さまざまな要素が満足度に影響します。
満足度が下がると、粗相をしたり、ウンコを我慢して便秘になってしまいます。
病気やケガ
内臓に腫瘍やポリープが出来ていたり、外的な衝撃によって内臓や骨が傷ついてしまうと、力むのが痛くて出来ないため、ウンコができなくなってしまうことがあります。
普通の便秘だけならウンコが出ないだけで元気や食欲はあることが多いですが、この手の便秘は元気が無かったり食欲が極端に落ちたりするなど、他の症状を伴っていることが多いです。
何日出なかったら便秘?
排便のサイクルには個人差(個体差)があるため、いちがいに何日とは言えません。
要はいつも出ていたサイクルが崩れてきたら便秘なのです。
たとえばうちの2匹はだいたい1日に1回ずつウンコをしますが、便秘になったときは3日間出ませんでした。
平均して猫ちゃんは1日か2日ごとにウンコが出るでしょうから、3日以上出なかったら便秘と考えていいでしょう。
ひどければ病院に行ってください
この記事で書く方法はあくまでも便秘ぎみな猫の体質改善のサポートのために家庭でできる方法です。医学的な論文などのエビデンスに基づいていません。
病院に行く代わりにこれらの方法で治そうとしないでください。緊急性の高い症状の場合は病院に行ってください。
うんこが出ないだけではなく「元気がない」「ご飯を食べない」「触ると嫌がる」など他の症状が併発してる場合にはこれらの方法を試さずにすぐに病院に行ってください。
まとめ
家庭でできる健康法で便秘の猫のサポートができます。
あまりにも重症の場合は病院につれていきましょう。